我が家に電気圧力鍋「Instant Pot」(インスタントポット)がやってきた。
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早速、我が家の料理の第一線で活躍している。
使用者の目線でしっかりレビュー記事を書きたい。
電気圧力鍋 Instant Pot (インスタントポット)とは
カナダやアメリカで大人気の電気圧力鍋。「アメリカNo.1ブランド」だそうだ。
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同サイト内で観られる公式の紹介動画がこんな感じ。
ほったらかし♪
入れるだけ♪
できてるよ♪
インスタントポット♪(Instant Pot ♪)
かんたん♪
おいしい♪
できました♪
インスタントポット♪(Instant Pot ♪)
公式による推しポイントは以下のとおり。
- 1台7役簡単操作のマルチクッカー
- 炒めるモード搭載
- 簡単ほったらかしなのにプロの味
- 炒める
- 煮込む
- 蒸す
- 圧力
- 炊飯
- スロークック
- ヨーグルト
の機能がInstant Pot 1台でこなせるらしい。
…
そない機能たくさん要る???と思ってしまうが、必要な人には必要なのだと思われる。
自動調理プログラムが10種類用意されている。
–
実際に購入に踏み切った私なりに、すごくいいなと思ったのは以下のポイント。
価格が安い
例えば同じ3.0リットル型の電気圧力鍋だと、某、取っ手のとれる調理器具メーカーが作っている電気圧力鍋はで2-3万円する。
いつものごはんにプラスアルファの調理器具であると考えると、なかなか手が出ない価格だ。
一方、Instant PotはDUO Miniだと1万3000円ほど。
まぁハイエンドモデルにはそれなりの便利な機能がついているが、後述の理由により私には不要。
これならまぁ買ってみるか、となるぐらいの値段。
シンプルなデザイン・機能
先ほど、自動調理プログラムが10種類であることを「手厚い」と述べたが、自動調理プログラムが10種類というのは、他社製品と比較すると数としては少ないほうである。
他社のものを見ていると、60種類!とか210レシピ内蔵!とか書いてある。
ところが、私のような普段から料理をする人間からすると、そんなに細分化されている必要がない。仮に自動調理プログラムが200種類あるとして、それぞれに材料・分量をきっかり合わせた調理なんてしない。使い手が大雑把なので。
結局、マニュアル入力で圧力、温度、時間をセットするようになってしまう。
という点では、むしろシンプルであるほうが汎用性が高くていい。
マニュアル使いでも、ほったらかし(調理完成まで放っておけばいい)という利点は享受できる。
火力ではなく、電気圧力鍋を選んだ理由
圧力鍋の加熱方式には2種類あるらしい。
火力 |
コンロで火にかけて加熱するもの
|
電力 |
コンセントから給電するタイプで、炊飯器のようなルックスのもの
|
それぞれ、特長と欠点があるように思う。
長所 | 短所 | |
火力圧力鍋 | ・細かい火加減の調整が可能 ・価格が安い | ・火加減が難しい ・鍋から目が離せない ・使用時にコンロが1口ふさがる |
電気圧力鍋 | ・ほったらかしても安全 ・火加減が自動 | ・細かい火加減の調整が出来ない ・価格が高い ・設置場所を確保する必要あり |
そのような中、私が電気圧力鍋を選んだ理由は以下のとおり。
コンロを使わないので、同時調理数を増やせる
我が家のコンロは3口が、料理をするときには全てのコンロをフル活用ことになる。
火力の圧力鍋であれば、それでコンロを1口使ってしまう。
一方、電気圧力鍋はコンロに置かない。離れた場所で放ったらかし調理が可能なので、同時調理可能数を拡張してくれる。時短で料理したい人としてはありがたい。
自分、不注意人間ですから
火力式の圧力鍋、パッキンが劣化した状態で加熱し続けると爆発したりする危険がある。爆発しないとしても、火と圧力を使うものですから、調理中に目を離すことはできない。
注意深く器用な人なら問題にならいざ知らず、私は真逆の人間である。何をしでかすか分かったものではない。
その点、電気圧力鍋は放ったらかし調理が可能である。プログラムの範囲内で、時間を守って、火力を使わず動作してくれるわけだ。ありがてぇ。
–
以上のような検討のうえ、ガジェット好きの友人の推しもあり(実話)、Amazonで「Instant Pot DUO Mini」をポチった。
サイズ感のこと(3.0L or 6.0L)
インスタントポットの種類
インスタントポットにもいろいろ種類があるらしい。
海外版だと、全部で22種類も出ているそうだ。
日本では2021年7月現在5種類販売されているらしい。
筆者が買ったのは “DUO Mini”。3.0リットルタイプのもの。
6.0リットルタイプのものとしては”Nova Plus”、”DuoSV”がある。
アマゾンで買えるという理由でNova Plusのことを軽く紹介しておくと、Nova Plusにはマルチグレンモード、おかゆモードが追加されて1台9役の機能となっているようだ。
3.0リットルとはどれぐらいか
3.0リットルというのは内釜の容量。
そのうち、圧力調理モードは容量の1/2つまり1.5リットルまで、それ以外のモードは2/3つまり2リットルまで調理することができる。
ご飯は圧力炊きなので、4合ぐらいまで炊ける。
モード | 調理可能容量 | ご飯で言うと |
圧力調理 | 1.5リットル | 4合ぐらい |
非圧力調理 | 2リットル | 5.5合ぐらい |
サイズの選び方
上記を踏まえると、メインユースの1つに炊飯を考えているなら、2,3人家族なら3.0リットル。それ以上なら6.0リットルぐらいかと思われる。
単にホロホロお肉のおかずを作るぐらいなら、4,5人家族でも3.0リットルぐらいで十分かと思われる。
開封!中身とか
届いた。
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いざ開封。
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同梱されているモノ
以下が同梱物のすべて。写真ギャラリーでご覧いただければ。クリックまたはタップすると拡大表示できる。
- 本体外観(写真ブレ)
- 内釜
- 内釜
- 電源コード
- さじ
- 計量カップ
- 蒸し器(げた)
- 取扱説明書
- レシピブックレット
- クイックガイド
計量カップまで地味についているのが嬉しい。
後述の、レシピブックレットがとっても役に立つ。
使い方!わかれば簡単
調理の始め方
流れとしてはこんな感じ。
- 材料を入れる
- しっかりフタをする
- ボタンを押して調理時間、圧力、温度などを設定する
- 10秒後、勝手にスタート
- ほったらかす
簡単だが一応動画を撮った。
フタ締めたときの音がちょっとかわいい。メーメレメレメレメ♪
調理時間のプリセットは、記録されている前回調理時の時間が表示される。
調理の終え方
圧力調理の場合は、終了後、圧力が下がってから中身を取り出す。圧力の下げ方は以下。
- 内圧が下がるまで放置する。勝手に下がる
- または、圧力放出ベントを回して内圧を開放する(ブッシャー!!!!ってやる)
- フロートバルブが下がったら(へこんだら)、減圧完了。フタ開けてよし
圧力放出ベントとかフロートバルブとかはフタの奥側についている機構のこと。
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レシピブックレットをざっと見て、使い慣れる!
始めはレシピブックレットが大いに参考になる。どれぐらいのものをどれくらいの時間で調理すればいいか、見当がつきにくいためである。
電子レンジとかと一緒で、慣れてくるだいたいの時間がつかめるようになってくる。レシピブックレットの目次を、参考までにこちらに掲載しておく。
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これだけあれば、自分が作りたい料理に近似するメニューがある。その設定をなんとなく覚えれば、マニュアル操作での勘がつかめるようになる。
使い倒す!我が家の調理例
ここから先は説明よりも実際の例を見てもらった方がわかりやすいだろう、ということで、我が家で調理した例を3つほど紹介したい。
米を炊く
調理プログラムの「炊飯」を使えば、3合だと30分ほど。
が、マニュアルでも可能。私の場合は、時短で行きたいので、以下の設定。
- 高圧力で5分。
- 圧力調理終了後、2〜3分蒸らしてから圧力放出ベントを手動でオープン
目標圧力に達するまで12分ぐらいかかるので、だいたい20分ちょっとで炊きあがる。
美味い。事前に浸水しなくてもモチモチに仕上がる。
Instant Potで炊いたご飯がこちら。
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うまい。
鶏ガラスープをとる
鶏ガラだしをとりました。
ダシ、ばっちり出てる!
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豚肉をホロホロにする
レシピブックレットに載っている角煮の作り方を参考に作った。
材料と手順はこんな感じです。
材料
材料 | 分量 | 処理 |
豚ロース肉 | 適当な大きさに | – |
生姜 | 適量 | 刻んでおく |
しょうゆ | 適量 | – |
マーマレード | 適量(結構たっぷり) | – |
クローブ | 2,3粒 | – |
手順
こんな感じ。
- フライパンで豚肉の全面を焼く
- 圧力鍋に豚肉もその他の材料も全部入れて、圧力調理モード(高圧力)で15分加熱する
- 圧力放出ベントをひねる。圧力鍋から中身を取り出して再びフライパンに移す
- キッチンばさみで豚肉を食べやすい大きさに切り、煮汁と絡めながら水分を飛ばす
で、出来上がったのがコレ。
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ホロホロに仕上がった。調理時間20分ほど。普通の鍋だとこうはいかない。
Instant Pot Duo Mini まとめ
我が家では時短家電としてもオシャレ料理や手の込んだ料理を作るための道具としても活躍している。
電気圧力鍋の購入検討の一助となれば幸い。