3000文字使ってブロンコビリーをひたすら褒めちぎる

3000文字チャレンジ

近頃盛り上がりを見せる3000文字チャレンジ、過去テーマに挑むことにした。
今回は第1回テーマ「ハンバーグ」をテーマに3000文字書く。

なおこの記事の内容は第53回のテーマ「ステーキ」に及ぶ内容であるが、
今回は二枚抜きを使わずに温存しておきたい。

ステーキとハンバーグのお店「ブロンコビリー」。
東海を中心に西は近畿地方、東は関東地方までチェーンを展開するお店だ。
今回は3000文字使ってブロンコビリーをひたすら褒めちぎる。

ブロンコビリーでの出費は毎度2000-3000円ぐらいになる。
自炊派の人間にとって、頻繁に行こうとはならない金額だが、決してこれを高いとは思わない。
私にとってはそれほど深い満足感を与えてくれる素敵なお店なのである。

それでは、店に入ってから出るまでの体験を記していく。

ブロンビリーの店構えは実にファミレス的だ。
近所の店舗は、別のファミレスだったところが閉店した後にブロンコビリーが入ったから、よりファミレス的な店構えである。1階がオープンスペースの駐車場、2階が店舗である。

店の窓にはでかでかと「炭火焼きハンバーグ」「大かまど炊きごはん」なる文字がよくわからないフォントで書かれており、写真が貼られている。
正直言ってそこはダサい。すみません。
だが入ってみるとそこは天国なのだ、ということを述べていく。

店内は時間帯によっては混み合っている。私は並ぶのが嫌いなので、混雑しない時間帯に行く。
夜であれば18時より前か20時以降、昼であれば14時頃がおすすめである。
ファミレス然としている店なので、ファミリーの食事の時間帯は混み合う。

階段を上って店に入る。
内装もファミレス調ではるが、赤をはじめとする暖色を基調とし、西部開拓時代のアメリカ風に飾ってある。店内BGMは古いロックンロールミュージックなどが流れている。外観よりずいぶん良いではないか。

奥のキッチンでは先客のステーキやハンバーグをじゅうじゅう焼いており、
その音と、炭火で焼いた肉の香ばしい匂いが漂っている。
バーベキューの匂いを想像していただければよい。あの匂いだ。

そして、清潔感のある制服の店員が礼儀正しく出迎えてくれる。
そうそう、店舗によるのかもしれないが、店員の愛想や対応などがこれまた素晴らしい。
言葉遣いもよい。社員教育が実に行き届いているように感じられる。

席に案内されてほどなく、店員がメニューを持ってきてくれる。
基本的には、
メインメニュー:
「ハンバーグ」
「ステーキ」
「ステーキとハンバーグのコンビ」
…に対して、セット内容:
「単品」
「ブロンコセット(サラダバー、ご飯、コーンスープ)」
「新鮮サラダバーセット(サラダバー)」
を指定して注文する。

私はステーキとハンバーグのコンビxブロンコセットの一択で推したいが、
如何せん量が多いので、敢えてサラダバーセットにして、お酒をつける、
というやり方も認めたい。
まぁ大かまどご飯めちゃくちゃ美味いんだけどね!(後述

まず、店員さんがサラダバーの皿を持ってきてくれる。
皿を持ってサラダバーに向かう。

サラダバーでは常に10を超える種類のサラダが置かれていて、自由に取ることができる。
「トマト」「レタス」のような、サラダになる前の材料の状態のものと、
「パクチーサラダ」「明太子サラダ」のような、サラダとして完成しているものが混在している。
また、それぞれ「定番のサラダ」なるレギュラーメニューと、
「季節限定」なる、その時々の旬の野菜を使った期間限定メニューがある。

私がこの中で愛してやまないのが、定番の「ロメインレタス」である。
まず、ロメインレタスを定番メンバーに入れてくれているのがありがたい。
他店のサラダバーではあまり見たことがない。
新鮮なロメインレタスを好き放題食べられるなんてあまりに贅沢だ。
公式ウェブサイトでは
「シャキシャキとした歯ごたえ。シーザーサラダにおすすめ。」
と、控えめな文言で紹介されているが、違う。
ンシ゜ャッキシ゜ャキ!!なのである。シャキシャキなどではない。
「シ゜」は「ジ」と「シ」の中間ぐらいの音と考えてくれたいい。

あと、パクチーサラダが美味い。
パクチーの香りが効いており、淡泊な鶏肉が合えてあるもの。
しょっぱいでもなく薄くもなく、これだけでずっと食べていられるサラダなのである。

ブロンコビリーのサラダバーはハイレベルだと思う。
私、サラダが好きなんですよ。野菜が好きで。
居酒屋でサラダを頼むと、どうしようもないサラダが出てくることあるじゃないですか。
舐めんなよ正直、と思うことがまぁまぁある。
でもブロンコは違うぜ。こいつら野菜に本気だぜ。
ブロンコビリーに行くとサラダバーを必ず2回はおかわりします。
もちろん山盛りでな!

で、席に戻り、サラダを食べていると、次なる刺客が現れる。
コーンスープだ。

本格派を謳うこのコーンスープ、確かに美味しい。
コーンの甘味と香りが口いっぱいに広がるが、決して甘ったるくはない。
生クリームが効いているが、さっぱりとした味わい。
口当たりなめらかである。
肉と一緒に飲んでも、モタれる感じがない。それでいて、薄いわけではない。
セットのスープと侮ることなかれ、しっかり本格派だ。

で、しばらくすると、メインディッシュがやってくる。
店員さんが丁寧な言葉遣いでサーブしてくれる。
熱々に焼かれた石プレートでやってくるので、注意が必要だ。
肉汁や脂が、ものっすごい跳ねる。白い服で来店するべからず。
事前に油ハネをよける紙ナプキンをくれるのだが、それでも気を付けないとダメなぐらい、
熱々プレートから肉汁と脂が踊り狂う。

プレートにはハンバーグとステーキと芽キャベツなどの野菜が載っている。
筒型のハンバーグはレアの状態で提供され、客の目の前で縦に割ってくれる。
そして割った断面を下にして、熱々プレートに押し付けて焼き、仕上げというわけだ。
ジュバアァァ!!という音とともに、一層、脂や肉汁が跳ねる。
明らかに美味しいと分かる、肉の焼けた香ばしい匂いが爆発的に広がる。
食欲はピークに達する。

そしてハンバーグを食らう。かぶりつく。
肉汁、あふれる!!!
美味い!!!

上品というよりは野性味のある味わい。
でもびっくりドンキーのようなジャンクさはない。(びくドンも大好きだよ
塩気、肉のうまみ、香辛料と炭火焼き特有のスモーキーな香りが一気に口に広がる。
ハンバーグというものは素晴らしい食べ物で。
「肉」をかっ喰らうというアニマルな喜びと、
丁寧に調理された「料理」を美味しく味わうという、
ハイブリッドな体験をすることだできる。

ステーキもまた良い。
赤身が美味しい。しつこくない。
俺、肉食ってる!という実感のあるステーキである。
ガシガシと喰らいついてナンボの、肉らしい肉である。
ハンバーグと一緒に食べることで、贅沢ここに極まれりという感じがする。
圧倒的ボリューム。満腹との戦いである。

それから、白ごはん。炊き方がサイコーである。
粒立ちがはっきりしつつ、もっちりしている。
肉と一緒に食うのに最適化された、最高の状態のご飯と言える。

添えてある野菜もいい。
芽キャベツ、コーン、ポテトである。
芽キャベツの硬さがちょうどいい。硬すぎず柔らかすぎず。
さっぱりしていて、箸休めにちょうどいい。

そんなこんなで、肉!野菜!ご飯!スープ!という、
日頃味わいたい貪りたい摂取したいと思うものをすべて余すことなく、
特大ボリュームで味わうことができるのである。
腹も心も満たされる。

そしてレジにて支払い。
これまでの満足の度合いからいうと、2000-3000円という値段は安い。
非常に良心的な価格である。

レジでは「ブロンコあめ」なる飴がもらえる。
梅風味の甘酸っぱい飴である。
さっぱりしていて、食後に食べるのにちょうどいい。

心の底から一言、
ごちそうさまでした。

私はブロンコビリーが好きだ。
これからも、ことあるごとに行きたいと思う。
以上。

「3000文字チャレンジ」過去のお題チャレンジ 第1弾【ハンバーグ】

  • このお話は日頃思っていることを書いた実話です。
  • この記事は、3000文字チャレンジの過去のお題に挑戦する趣旨で書きました。第1弾【ハンバーグ】
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